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地鎮祭でよく聞く猿田彦神社って、どんな神様を祀ってあるの?

2022年11月21日

新築でお家を建てるとなったときに、必ず行うのが地鎮祭(=地鎮祭について詳しく書いたものはこちら)。

地鎮祭とは、その土地の神様を祀り、工事の無事進行・完了と土地・建造物が末長く安全堅固であることを祈願するために、おこなわれる祭りです。

その地鎮祭をお願いするところでよく聞く猿田彦神社。

どんな神様が祀られているの?

調べてみると意外と面白く、お正月にお参りする神社のことも調べてみたくなりました。

神とは

そもそも神様ってどのような存在なのでしょうか?

大きく3つに分けてみると、

古事記や日本書紀といった神話に登場する神

神話には世界を作り出したり、英雄的な活躍をしたりする神が登場します。人間と同じように結婚をし、怒ったり笑ったりします。

こうした神は人間神と呼び、大きく分けて2つに分けられます。

高天原(たかまのはら)と呼ばれる天上界に住み、天照大御神(あまてらすおおみかみ)が統治する世界で、天之御中主神(あめのみなかぬし)をはじめとする天つ神。一方、大国主神(おおくにぬしのかみ)が統治する地上の葦原中国(あしはらのなかつくに)に住む国つ神。

この大国主神が天つ神に降伏し統治権を譲り、次の統治者となったのは天照大御神の孫の邇邇芸命(ににぎのみこと)でした。その子孫が初代天皇になったと言われています。

民族神

神話には登場しないですが、人々の間で自発的に生まれた神で、稲荷神、恵比寿、道祖神など。

もとは人間だった神

天神さまとして知られる菅原道真や、すぐれた功績を残した豊臣秀吉や徳川家康など

 

また、自然神(シゼンシン)と呼ばれる、自然そのものの神もいます。山の神や海の神、風の神、木の神などです。

神社には天照大御神(あまてらすおおみかみ)のような天つ神や、大国主神(おおくにぬしのかみ)のような国つ神が祀られることが多いですが、自然神も祀られることがあります。

古代において、神は自然物に降るものとされ、特定の場所に常在する社殿(本殿)はありませんでした。

そうした神道の世界に社殿が設けられたのは、6世紀に仏教が伝来してからだそうです。一方現在でも木や山、岩などをご神体として祀る古代の信仰スタイルが残る場所があります。

 

猿田毘古神(さるたびこのかみ)

天照大御神(あまてらすおおみかみ)の孫の邇邇芸命(ににぎのみこと)一行が、天から葦原中国(あしはらのなかつくに)に降ろうとする途中、天と葦原中国の両方を照らしている神がいました。邇邇芸命に同行していた天宇受売命が『何者か?』問うと、国つ神猿田毘古神と名乗り、『天孫の道案内をすべく出てきたのだ』と言いました。

この猿田毘古神は、「日本書紀」によると鼻がきわめて長く、背も高く、目は鏡のように輝いていたとあり、この姿から天狗のイメージのもととなったとされています。

 

 

椿大神社https://tsubaki.or.jp

高千穂に邇邇芸命を御案内した後、天宇受売命と御一緒に本拠地である「伊勢の狭長田(さながた)五十鈴の川上」の地に戻り、この地を始め全国の開拓にあたられました。

その故郷とされる伊勢国には、猿田毘古神を祀る神社の総本社とされる椿大神社があります。

御神徳

猿田彦大神(猿田毘古神)は、天照大神との幽契により、天孫を先達啓行、皇大神宮の永久御鎮座の大宮所をもお定めになられたことから、地上に生きとし生けるものの平安と幸福を招く「みちびきの祖神さま」と崇敬されています。

地球国土、土地家屋敷安泰守護、地鎮祭をはじめ、建築、方災解除、厄除開運、家内安全、無病息災、交通安全、旅行安全、商売繁昌、家運隆昌、良縁子孫繁栄、進学修業、事業成就などにご霊験あらたかと信仰されております。

 

 

参考資料・引用元:株式会社エックスナレッジ「日本の神様解剖図鑑」

 

 

丸晴工務店のYouTubeはこちら

https://youtu.be/5VJTNuKwaHE

 

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