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左官壁「珪藻土」の良さはどんなところ!?

2021年10月13日

先日、珪藻土の丸晴工務店オリジナルが出来ました!

北海道稚内で獲れた丸晴工務店の「珪藻土

みなさんは「珪藻土」という言葉、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

その珪藻土はどういうものなのか、特徴などご説明していきます。

 

珪藻土とは

珪藻土(けいそうど)とは、植物性プランクトンの珪藻が、海や湖の底で長年にわたって堆積し、化石化したものです。約800万年の時を経て、世界各地で採掘され、古くから人々の暮らしの中に利用されています。

例えば、七輪や耐火レンガ、ビールのろ過材、最近では化粧品のワンデーションにも使用されています。

その中で、最近注目を集めているのが住宅の内装建材としての利用方法。天然素材である珪藻土は、自然の風合いが美しいだけではありません。さまざまな優れた特徴を発揮します。

珪藻土の優れた特徴とは?

調湿機能で快適

珪藻土には、細孔といって何千万分の1㎜という小さな穴がたくさんあいており、それにより余分な湿気を吸い、乾燥した時には湿気を放出してくれます。

その結果、結露を抑制しカビ・ダニ菌を抑制することができます。

火に強い!

土や石と同じ無機鉱物が主成分のため「耐火性能」に優れています。

昔から火に強い土として、七輪・耐火レンガの材料として使われていました。万が一の火災の時も、延焼を防ぐこともできます。※このように表面が焦げるだけ。

脱臭効果でいつも空気がきれい

珪藻土の調湿機能と吸着機能で脱臭効果に繋がります。

吸音・遮音性

珪藻土は細孔に空気を溜め込んで空気の層を作っています。そのため、壁に広がった空気の層は音を遮ります。

静電気を抑制します

静電気が発生しにくく、ほこりがつきにくく、空気中にほこりが溜まりづらくなります。

省エネだからお財布にも優しい

珪藻土は多くの細孔に空気を溜め込んで空気層をつくります。壁に使用した場合、壁に空気層ができ、熱伝導率が低く、保温・断熱効果が高まると言われています。そのため、夏は外からの熱を抑制して涼しく、冬は暖房で暖まった熱を逃さず、暖かい快適な環境を作り出します。結果、冷暖房費の削減に繋がります。

自然素材だから環境に優しい

内容成分が100%自然素材で化学物質を揮発しません。

また、化学物質が含まれていないため、基本的には劣化しません。

【材料】

珪藻土 → 主原料

食用でんぷん → 材料をくっつき合わせて塗りやすくする

白土(火山灰) → 色の具合

セルローズファイバー → 繊維を入れてヒビ割れを防止する

メンテナンスが簡単

壁についてしまったシミや汚れ、お子さまのクレヨンや水性ペンでの落書きも簡単に落とせます。

これは、傷がついてしまった時に霧吹きで水をかけて指先でぐるぐる。

珪藻土自体が薄塗りなのに、やりすぎて下地が見えてしまっていますが、通常だと乾いた時に馴染んで元通りになります。

 

左官仕事となりますので、手間がかかりそれだけお金もかかってきます。

しかし、壁紙やビニールクロスでは部分だけ直すということが出来ません。出来てもとても見れるような壁にはなりません。我慢して10年後15年後に大掛かりな張り替えを行うことを考えれば、意外と変わらないのかもしれません。

つまり、あまり変わらないお金で、自然素材を使用し健康に気を遣えるのであれば、それに越したことなのではないでしょうか。いつまでも健康的に良い家に住んでいってもらいたい。そんな思いから丸晴工務店は新しくオリジナルをつくりました。

丸晴工務店の珪藻土

珪藻土は、産地などにより細孔の大きさが違います。

細孔の大きさが直径50ナノメートル(※)以上が、一般的な珪藻土。

細孔が2〜50ナノメートルのものが、メソポア珪藻土。

この細孔の大きさの違いが、「調湿効果」の違いです。

このメソポア珪藻土を使い、丸晴工務店オリジナルの珪藻土ができました。

白土(火山灰)と呼ばれる色づけ用の素材と珪藻土との割合によって、効果など変わってきます。

効果を最大限にしたいというようであれば、ほぼ珪藻土になりますが色がベージュのような色になります。

反対に、白っぽいのが欲しいとなれば、白土(火山灰)の割合が増えるため、少し調湿効果など落ちてしまいます。

好みによって調整が可能のため、希望の珪藻土壁が見つかるといいですね!

丸晴工務店オリジナルは、丸晴が考えた調合の珪藻土なので、ご参考いただければと思います。

 

左官工事のYouTubeはこちら

https://youtu.be/GpmnUc20OGc

 

参考資料:株式会社ユーディー

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