第6回多摩川建築塾 横内敏人講師の「扇屋根の家」が出来るまで
2023年3月8日第6回多摩川建築塾が開催されました。
今回の講師は、「建築家 横内敏人」講師でした。(横内敏人建築設計事務所)
時代はどんどん変わり、人の美意識なども移り変わっていきます。
住宅は、変わらないものをベースに設計しないと永く住める家にはならない。と横内さんは言います。
人にとっての変わらないものとは何なのか?
それは、人の「遺伝子」。
これは太古から変わらないもので、この「遺伝子」に伝わるものを作らないといけない。
太古の昔、人は外で過ごすことが多い生活をしており、そんな中で居心地のいいところというのが、「木の下」の木陰。
もう一つは、「ほら穴」のような壁に囲まれた空間。
火があるとなおいいですね。と横内さんは言います。
この開放的空間と閉鎖的空間これらが混ざり合うわけでもなく、いたわり合うように陽の一部に隠を取り込み、隠の中に陽を取り込む。そんな風にして設計をされているそうです。
初のプレゼンの前に、建主さんのことを隅々まで知り尽くし最高のプランを考えます。
そして、パースにしてみたときにウキウキ感がなければまたやり直し。
そう繰り返して全力投球で出したプランはだいたい建主さんも気に入ってくれることが多いそうです。
Before
After
建築家 横内敏人さんという方は、住まい手さんに近づけるところまで近づき、究極に住うための利便性を考えた設計、それと合わせて、構図としての美しさも考えられた設計を行われているのだと感じました。
他にも、設計するにあたり細かい技術的なところも教えて頂きましたが、今回はこの辺で。
丸晴工務店を含めたくさんの工務店の設計士は、このような勉強を欠かさず、変わり続けていく建築についていきながら、変わらないものをしっかりと持ち続ける努力をしています。
丸晴工務店は動画も発信しています。
https://www.youtube.com/channel/UCrm9-1wp-Or-9W7frbym86Q
前回の多摩川建築塾は、