今日の作業場は
2021年2月16日まもなく上棟を迎える予定のI様邸の
柱などの刻み作業です。
今、あまり見かけなくなった手刻みの様子です。
まず、大きく穴をあけてから、
機械も絶対ではないので、ノミで丁寧に刻んでいきます。
ちなみに、この印↓わかりますか?
わたしは全くわからず、大工さんに聞きました。
穴の上にある印はこれが木のセンターラインですよー。という印だそうで、
ぐるりと一周あります。
そして、そのセンターライン上にある茶ウスと書かれている印。
これは、在来軸組工法の継手仕口の名前で、
受材下端の方がかかる材より低いときに組みます。
その右側に書いてある⑩みたいな印は、
穴を開ける場所という意味と穴の深さを示しているそうです。
大工さんの仕事は奥が深く、
わたしはまだまだ知らない事だらけですが、
昔から変わらずにあるものは、理由があって残っていて
進んだ社会でも変わらずいいから残っているのだなと思います。
墨付け・刻み(you tube)
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