第4回多摩川建築塾『山辺 豊彦さんによる構造設計演習』
2021年9月2日先日、第4回多摩川建築塾『山辺 豊彦さんによる構造設計演習』が行われました。
今回は、あの有名な山辺先生の構造のお話でした。
山辺先生は、1946年に石川県で生まれ、1969年に法政大学工学部建設工学科を卒業されました。
1978年には、山辺構造設計事務所を設立され、大工たちが用いている継手、仕口、耐力壁、水平構面などの実大住宅の構造実験を行い、実際の設計法に反映して耐震性を評価する研究を続けてきました。
著書「110のキーワードで学ぶ―世界で一番やさしい木構造」や「ヤマベの木構造」など数多くの本を書かれました。
地震力や風圧力などの水平力が建物に作用すると、水平力は床面、屋根面などの水平構面を介して体力壁に伝達されます。建物の耐震性は体力壁で確保することになるため、水平構面は体力壁より先行破壊してはなりません。
そこで、建物の壊れ方について講義を行ってくださいました。
その後、それぞれが事前に提出した課題の講評を頂きました。
※前回の、藤井章さんの講評も書かれています。
建築基準法の規定で安心するのではなく、こういった勉強会に積極的に参加し、設計士としての知見を増やして、的確な判断をしていくことが、お客様の大事な命を守る住宅を作れるのではないかと思います。
丸晴は、伝統を守りつつ常に新しい知識を身につけていき、社会貢献に繋げていきます。
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