生きている素材を使い経年変化を楽しむ
2022年2月12日先日、リフォームを行う解体現場に行ってきました。
そこは、大手ハウスメーカーの建てた大きな住宅でした。
しかし、クロスは薄汚れ、新建材で張られたフローリングも何の味もない傷だらけの床でした。
たった20年半ば住まわれただけなのに、こんなにもボロボロなのか。。。
でも、20年以上住んでいれば汚くなるに決まってる!
そう思いますよね。
そうなんです。
人の住んだ跡が残るのは当然なのです。
しかし、経年変化という形で跡が残るのなら、50年以上住んだ家でもその跡が美しく変化していきます。
現代の日本の家寿命は30年と言われています。
それは先に述べたような理由で、建てたばかりの新築から1日1日古びていきリフォームをせざるを得ないほど汚れてしまうからです。
美しく変化していく家だと、建てたばかりの新築から1日1日古く経年変化をして、50年以上経っても美しい家が出来上がるのです。
その違いは、なんと言っても素材の力。
「木」は、切られて加工され様々な材となりますが、フローリングになっても生きています。
夏になれば水分を含み膨張もしますし、冬は乾燥して縮みます。(木の種類によって動き方は異なります。)
自然素材で作る壁(例えば漆喰や珪藻土など。)は、空気中の水分をすったりはいたりして、まさに生きています。
新建材と比べれば、お値段が上がってしまうかもしれませんが、新築し20年半ば過ぎてから大規模なリノベーショリフォームを行わなければならず、またそこでお金をかけてしまうのならば最初にかけて長い時間経年変化する家を楽しんでみるのも良いのではないでしょうか。
自然素材の壁を施工動画はこちら
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