大工さんって普段何をしているの?

普段、大工さんの仕事って何をしているのか気になりますよね。

大工さんは、家を建てている間は現場にいますが、

現場に入る前に、家の骨組みとなる柱や梁などの準備を作業場で行います。

 

今月末ごろに上棟式を迎えるY邸の刻みを矢島大工が行っていました。

 

ほぞを作る機械で作っていきます。

あれ?

普段は鑿で刻んでいるのになぜ?と思い尋ねると、

これは、直角に刻むほぞだから機械で行い、

普段の刻みは『鎌継ぎ』と言って複雑な形のほぞのため、機械を使うことができないそうです。

これが、『鎌継ぎ』

 

下図のように、台形にするほぞもあります。

これは角に位置する柱ですが、柱にかかる桁が目通りに割れてしまった場合、

柱が抜けてしまわないようにするためのほぞです。

直角のところだけ機械で刻み、後で台形に手刻みするそうです。

 

 

他にも、

地域の方々から『この木を使ってまな板を作ってください。』と言われれば、

空いた時間で作ります。これは、清水大工が作りました。

これは、銀杏(イチョウ)の木。

 

 

丸晴工務店では、色々な取り組みを行っているので

大工さんたちは、家具を作ることもあります。

現在、竹内大工と清水大工が作っているのは、青森ひばのオリジナルの置き家具です。

 

これは、棚足。

左が檜で、右が青森ひばで作ってあります。

前回作った棚足の動画がこちら。

https://youtu.be/7o0e49ykuy4

両方とも良い香りがしますが、青森ひばの方が香りは強いです。

その強い香りが、防虫効果をもたらします。

最近では、人間には心地よい香りの青森ひばを

ウッドチップにしたものでアロマを楽しむ人も増えてきているそうです。

色々なものに使えて便利ですね。

青森ヒバについてのブログはこちら

https://www.marusei-j.co.jp/青森ヒバってどんな特徴があるの?/

 

このように、日々大工さんの仕事は変わり、一つ作り終えればまた作る。

この一つ一つを丁寧に慎重に作り上げます。

お客さんの手に渡った時を考え、大工さん同士で相談しあうこともあります。

こんなにも真剣に作っているのに、取材が苦手な大工さんは遊んでるだけだよ。

とお茶目に返されてしまうこともあります。

人間味にあふれ、知識豊富な大工さんたちが作るものは、

やはり温かみがあり、木の良さを最大限に引き出したものが出来上がるのだと思います。

股旅社中〜街の景観をよくするために〜

股旅社中の活動として

街の景観をよくするため、街に設置するゴミ置き場を木材で製作しました。

デザインは家具デザイナーの中村さん

製作は、清水大工。

 

材料はウリンという木材。

1950年から1996年まで輸出が禁止されていたため、日本ではあまり馴染みのない材ですが、耐水性、耐朽性、防虫性が高く、シロアリやフナクイムシにも抵抗力があります。

日本では、アイアンウッドと呼ばれ、主にエクステリア材として、ウッドデッキやフェンス、公園や店舗の床などに使用されています。

ゴミ置き場の木材としては、最適な材料となります。

使用はというと、蓋のように上の扉が開き、ストッパーがかかります。

蓋を開けながらゴミを入れるのではなく、開けた状態で両手を使って入れることができます。

また、ごみ収集の作業が考えられた設計で、手前扉が観音開きになるので、出し入れがしやすくなっています。

内側には、ステンレスを貼り、底に水勾配をつけることで、耐水性の効果が得られ掃除がしやすいよう設計されています。

 

 

 

 

川崎市では、道端にゴミ置き場をそれぞれ地域の方たちで設置しゴミを回収してもらいますが

ほとんどのゴミ置き場が街並みとはかけ離れたあまり見栄えが良くないものです。

 

地元のお客さまから

「ゴミ置き場を木でつくりたい。」の一言がきっかけで制作されたゴミ置き場。

こんなふうに、少しでも街のことを考えて声を発せられる方がいると、

どんどん街も美しくなり、自然と豊かな心で暮らしていけるではないかと思います。

丸晴工務店では、少しでもそのような声に耳を傾け、より良い街づくりに貢献していけたらと思います。

 

 

街に居ながら山の四季を身近に感じる庭づくり

丸晴工務店のお庭作りでは、お手入れ方法や水やりの方法などがわかるよう造園設計・施工士さん指導の元、ワークショップ形式でお客様と大工、建築士で作ります。

「街に居ながら山の四季を身近に感じる」庭づくり

山の木を使い、住む家や住む街に緑を増やし、街に居ながら緑を感じて豊かな生活を送る。

また、街の景観に役立ててご近所さんも心豊かに。

そんなふうに、豊かな生活を送って頂けることを目指し庭づくりを行います。

 

1軒目〜町田市にて〜

テラスや畳スペースから見えるようにと大きな樹木をたくさん植えました。

 

そのテラスからは、

「おーい。」と妹さんのお子さま。頑張っている姿に手を振ってくれていました。

終わった頃には、もう陽も沈みかかって、みんなヘロヘロになってました。

けれど、次の日に「今朝、玄関を出てきた時には自分の家ではないような感じがするほど緑が豊かになっていて、自然に包まれて気持ちが良かったです!」と嬉しいメールを頂き、疲れが吹き飛びました。

これから、もっともっと緑が増えて心豊かな生活を送って頂けるのではないかと思います。

また遊びに行かせていただく時が楽しみです。

 

2軒目〜横浜市にて〜

お子さまも参加してペタペタ。

この感触はなんだ!?

暑い日に少し冷んやりした苔をはるのは楽しかったかな?

今の時代、外に連れ出してあげることもままならず、なかなかお子さまに経験をさせてあげることができません。

そんな中、このようにお子さまが手を使い、土や葉などを身近に感じられることは素晴らしいことだと思います。

一緒に植えた樹木だからこそ、お子さまも大事に育てていって頂けるのではないかと思います。

 

そして、玄関までのアプローチが植栽で彩られると、仕事から帰った時ふっとその疲れを癒してくれます。

これから秋・冬・春・夏と繰り返し四季を重ねていくたびに、表情を変えて四季折々の景色が見られることでしょう。

その折々の景色を楽しみながら、お家と共に成長していってくれたら嬉しいです。

 

そのほかのお庭に関してのブログはこちら

青森ヒバってどんな特徴があるの?

数多くの材木。

一つ一つを見るととても個性的で一つとして同じものはありません。

土地や生育環境など土が同じでも太陽の当たり方、傾斜のついた場所でも全く違うものになります。

そんな人間のように多種多様な木材について書いていけたらと思います。

今回は、青森ヒバについて書きます。

青森ヒバ【桧葉】とは

日本国のヒバは、8割以上が青森県に生育しているが、これらは「青森ヒバ」と呼ばれ、天然秋田スギ、木曽ヒノキと並んで日本三大美林の一つになっています。

ヒノキ科アスナロ属

青森ヒバは、樹高30m、直径80cmに達する日本特有の針葉樹高木です。

青森ヒバは、秋田杉と同様に枝が接地したところに根を下ろし、新たな樹がそこから成長します。

青森ヒバはアテ(斜面に育成した樹木は自分が倒れるのを防ぐために隣地部付近に強く丈夫な肉部を作り、正常な木質部より特に硬くなっている部分)が強く、「アテ」とも呼ばれ、青森ではヒノキとも呼んでいます。

一般の木材に対しては農林規格にアテの欠点規定はありませんが、青森ヒバについては特別にアテの規定があります。

青森ヒバは木曽ヒノキの3倍、秋田スギの7倍くらいの蓄積量があります。

この木は、暗い太陽光の届かない林の下でも枯死しないで、50年もかけて1mの木に成長した例もあり、200年も地下で耐えていたと見られる例さえもあります。

現在では300年を越した樹齢の樹木は非常にまれで、わずかしか残っていません。

長い年月をかけてゆっくりと成長し、長い風雪に耐えた天然木だからこそ、強くて緻密な木目が見られます。

 

温泉などに使われる理由

青森ヒバは東北方面の神社仏閣に多く使われていますが、薬用成分が含まれているために湿気や腐れに対する耐久性が強い性質も証明され、水湿耐朽性が強いので建築では圧倒的に土台に使われます。風呂用材にも適し、鉄道の枕木としても優秀です。

青森県にある「鶴の舞橋」は、岩木山の雄大な山影を湖面に美しく写す津軽富士見湖に、日本一長い木造三連太鼓橋として1等材の青森ヒバを使用して架けられました。

全長300メートルもの三連太鼓橋はぬくもりを感じさせるような優しいアーチをしており、鶴と国際交流の里・鶴田町のシンボルとして、多くの人々に愛されています。
岩木山を背景にした舞橋の姿が鶴が空に舞う姿に見えるとも言われ、また、橋を渡ると長生きができるとも言われています。夜明けとともに浮かび上がる湖面の橋の姿や、夕陽に色づく湖と鶴の舞橋は絶景で、季節の移り変わりと共に多くの観光客たちの目を楽しませています。

 

シロアリを寄せ付けません。

  昔から「総ひば造りの家には、蚊が3年間は入らない」と言われてきました。またひば材の土台は腐りにくく、シロアリの被害も受けないことも知られています。その秘密は、ヒバの中にヒノキチオールなどの薬効成分が多く含まれているためです。木材全体にその効力があり、切断・加工してもその効果は薄れませんし、天然のものですから薬害の心配もありません。

 

その他の楽しみ方

その強い香りから、木チップや精油などで防虫対策を行なったり、冷蔵庫の消臭、トイレの芳香など。

また、ストレスを和らげ集中力を増す作用があることから、アロマオイルなどで香りを楽しめるそうです。

 

まとめ

長い年月を経て木材になる青森ヒバは、アテが多く扱いづらい木材かもしれませんが、木の扱い方を知っている大工により強くて緻密な木目を生かしたモノづくりはこれからも続いていきます。また防虫効果のある強い香りは、自然に触れる機会が少なくなってきている人間にとっては、森林浴のような自然を感じられる香りなので、現代の癒しの香りとなってくれるのではないかと思います。

 

参考資料:誠文堂新光社「木材大事典200」

 

青森ヒバを使った収納棚作成動画you tubeはこちら

https://youtu.be/LahEVLv8rtE

ぼくたちのいえをたててくれてありがとうございます。

先月末に上棟式がありました。

13年前、福岡にお住まいだった頃は、

都心で家を建てるなんて思っていなかったそうです。

腰を据えようとキッカケになったのは、

お子さまが大きくなられ、どうしようかと悩まれた時に、

たまたま丸晴工務店のホームページを見たことで決意をされたそうです。

丸晴工務店には、

1月にお問合わせ頂き、2月より本格的に打合せが始まりました。

何度も事務所に足を運んでいただき、打合せを重ねて参りました。

土地は、現在お住まいの場所からほど近い場所。

見晴らしの良い家からは、3人のお子様が通う小学校が見えます。

朝の洗濯をしながら、子供たちが歩いて学校に通う姿、お友達と無邪気に話しながら通う姿、

そして、徐々に大きくなってランドセルの方が小さくて窮屈そうに歩く姿。

それを見て、大きくなったなぁと微笑むお母さん。

そんな素敵な光景が目に浮かびます。

丸晴工務店は、その幸せな生活のお手伝いができたことに嬉しく思います。

 

上棟日当日は、

まずは、番付に従って柱をたてて桁、梁、をかけていきます。

かける桁の場所によって仕口も変わってきます。

この左下の柱は、大黒柱と言って四方から梁がかかりお家を支える大事な柱です。

刻み動画はこちら

https://youtu.be/ABQ0HOEXu3U

クレーンを使い、梁を上からゆっくり落としていきます。

そのため、梁を両脇で受ける人、クレーン車へ指示を出す人、クレーン車を操作する人が

声を掛け合いまとまりながら一つの梁をかけていきます。

だいぶ組み上がりました。

その後、母屋に屋根となる垂木をかけていきます。

朝から始まり、ヘトヘトな大工の心と体を癒してくれたのは、

お子さまが書いて頂いた可愛いBOX。

とっても元気が出ました!ありがとうございました。

そして、そのゴミはお子さま達が書いてくれた分別ゴミ箱へ。

こんな素敵なご家族と出会え、お家づくりに携われたことに感謝いたします。

何世代にもわたって末永く住んで頂きたいと思っておりますので、

出来たお家を大切に育てて頂き、

丸晴工務店も、これからもずっと見守っていきたいと思っております。

どうぞ宜しくお願い致します。

 

濃沼さん、ご無沙汰しております。

『濃沼さん、ご無沙汰しております。
お元気でしょうか?
梅雨がそろそろ明けて、本格的な夏になりそうですね。家のなかを涼しげな暖簾で仕切ってみました。なかなかうまくいきましたので、ご覧ください笑』

このような嬉しいメールが届きました。

 

2017年に新築され、

4年経った今も暮らしを楽しみ、

風情ある暮らしをされていることにとても嬉しく思います。

 

また、こうして暮らしぶりを拝見できることが、

仕事への意欲となり、何よりの喜びです。

またぜひ暮らしを楽しんでいるお姿を拝見させてください。

 

施工写真はこちら

https://www.marusei-j.co.jp/work_post/だんらんの家/

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有限会社 丸晴工務店 採用担当 宛
 
 
 

第3回多摩川建築塾『藤井 章さんによる設計指導』

先日、月に1度の多摩川建築塾がありました。

多摩川建築塾というのは、全国のプロの建築士が貪欲に設計を学ぶところで、

以前までは、丸晴工務店に大勢の設計士たちが集まり、講義を聞いていましたが、現在では、先生、設計士ともにzoomにて開催しております。

 

講義を行なって頂く先生方は有名な先生方ばかりで、

今回は、吉村順三氏の元で設計をされていた、藤井章先生でした。

第一回目の講義で出された設計課題に対して、添削、指導をして頂きました。

【設計課題】

設計に責任を持たないといけない

設計をしていく中で、少しでも違和感のある場所が出てしまったら、それは一から設計をやり直さなければならない。

そのままにすることは、設計を放棄しているのと同じです。

現実にあるものを考えきること

駐車場があるということは、車の履き替えるタイヤや洗車道具などを置くスペースの確保が必要になります。

キッチンには家電以外にも、食材のストックなど多くのものを収納しないといけません。家電や食器の配置、収納棚の確保をしてください。

 

生活に付随するものを想像する

窓の位置、景色や内側からの高さはもちろん重要ですが、

外側の窓の拭き掃除。自分たちでもできるように設計されているのか?

また、1階寝室の上やすぐ近くにトイレがあれば、流す音が聞こえてしまい不快ですね。

食卓に並ぶ窓は高さを揃えることで、肘をかけることもできるでしょ。

 

南側を大事にする

南側の階段やトイレはやめましょう。

できるだけ空間を広く、ゆったりとした空間に。

南側に持ってくる部屋をよく考える。昼間に居る人を考えると、自然と部屋の配置が決まると思います。

 

 

厳しいお言葉も多くありましたが、設計をする上でとてもためになるお話でした。

お話しいただいた一部となりますが、お家づくりに来られる方の生活に寄り添い、家族構成、行動、生活スタイルを考えきることが大事なのだと学びました。

『多摩川建築塾』に参加される設計士は、常に設計に対して熱い思いがあり、街、人、暮らしをよくするためにはどうしたらいいか。その答えを探すためにも勉強会に参加し、先人の建築をみて学び、欠くことのない探究心で設計をしているのだと思います。

次回は、あの構造設計の『山辺豊彦さん』です!

とても楽しみです。

外壁材のガルバニウム鋼板について

外壁材の種類がたくさんある中で、ガルバニウム鋼板という外壁材があるのをご存知でしょうか?

最近は、建物の外壁や屋根の材料などの各種建築材料として近年使用が増加しています。

知っていてもどんなものかはよくわからない、どんな性能があるのか知らない。という方のために、

外壁材に使われるガルバニウム銅板とは何なのか、またどんなメリットデメリットがあるのか、お話ししていこうと思います。

 

 

ガルバニウム鋼板とは何か?

ガルバリウムは、めっき金属として純亜鉛ではなく、アルミニウム +亜鉛+珪素 の合金をいいます。

アルミニウムはめっき層表面に強固な不動態皮膜を形成して、めっき層を保護する働きを持っています。

亜鉛は、犠牲防食と言って、水中などの腐食環境下において鉄よりも先に亜鉛が溶け出すことで、原板である鉄の腐食を防止します。

そのため亜鉛が腐食し、腐食生成物がめっき層の腐食進行を抑制し、亜鉛が腐食して空いた穴の部分をアルミニウムが保護するため、全体として高い防食性を発揮します。

そのガルバニウムを施した鉄(鋼板)の建材をガルバニウム鋼板と言います。

 

耐久性

先にもお伝えしたように、錆びにくく耐久性が約25〜30年ほどとされています。

張り替えなどのメンテナス回数が少ないことで、使用建材も抑えられます。

また軽量なため、耐震性にも優れております。

張り替え後など、リサイクルすることで環境負荷も減らせ、人と地球に優しい建材と言えます。

 

価格帯

ガルバリウム鋼板など金属建材は、スレートや窯業サイディングよりも少し価格は高くなるものの、同じ耐食鋼材として広く使用されているステンレス鋼板に比べると、購入単価が大幅に安いことから、特に最近のステンレス鋼価格高騰を受けて、材料選定切り替えの動きが進んでいます。

 

デザイン

見た目も昔のトタンとは違い、オシャレなものに変化してきているので、幅広い方に好まれます。木製のものとも相性が良く、家の雰囲気づくりに欠かせなくなってきています。

 

メンテナンス

ガルバリウム鋼板は湿気や雨水を吸収することがないので、、他の外壁材に比べて汚れが付きにくい素材です。

ただし、沿岸地域の潮風や工場の排気ガス、森林など樹木や落ち葉の影響を受けることがあります。
潮風や排気ガスの成分や落ち葉などがガルバリウム鋼板に触れると、電食を引き起こし錆の原因となります。
またアンテナやアンテナを留める鉄線、留め具から発生する錆びがうつる、もらい錆びが起きる可能性もあります。

こうした影響を受ける環境でガルバリウム鋼板を屋根や外壁に用いる際は、点検をこまめに行いメンテナンスの頻度を高める必要があります。

 

専門性

ガルバリウム鋼板の施工をおこなうのは板金工職人さんで専門性が高く、技術力の高い業者さんがなかなかいません。

そのため、工期が多少伸びる可能性があります。

 

メリットデメリット両方が存在していますが、どんな外壁材も完璧なものはないと思っています。

特徴などよく理解して頂き、合った外壁材を見つけて頂けたらと思います。

もっと詳しく聞きたい、他どんなデザインがあるのか知りたいなどあれば、

https://www.marusei-j.co.jp/work-list/

こちらをご覧ください。

 

板金屋さん〜外壁ガルバリウム鋼板〜施工動画も良ければぜひご覧ください。

https://youtu.be/QxEJ9ik4Onk

 

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