丸晴工務店には、
たくさんの木が保管されています。
吉野の檜(ヒノキ)、木曽檜(ヒノキ)、秋田杉、欅(ケヤキ)、銀杏(イチョウ)、栃の木(トチノキ)、
つが、くりの木、ちりめんしぼりの丸太などです。
檜(ヒノキ)は、高さが30〜40メートル、直径は1メートルほどの常緑高木の針葉樹で、
色味は、心材が黄紅色、辺材は淡い黄色で、比較的ゆっくりと育つため肌目が緻密です。
また、木質が軽軟で、弾力性もあるため狂いがなく加工性に優れ、耐久性に優れており、香がいいのが特徴です。
特に木曽檜は香りが強く、削るといい香りがします。丸晴工務店では、主に柱や梁に使用します。
くりの木は、高さが20メートル程度で、直径が40〜70センチ程度の広葉樹で、
色味は、心材は黄褐色、辺材が褐色を帯びた灰白色をしています。経年でグレーがかった茶色に変化します。
木質が重硬で弾力性があり、湿気に強く、保存性があるので、建築の土台や屋外で使われたり、
また、なぐりなどの表面加工を施して、和室の床や壁材に意匠的に使われることも多い材です。
ちなみに、くりの木は削るとチョコレートのような香りがします。
また、木材の乾燥方法には3種類あり、
1つ目は高温乾燥、2つ目は中温・低温乾燥、そして3つ目が天然乾燥です。
天然乾燥だと、ヒビ割れや材の本来持つ油分をそのまま残すことができ、艶がきれいに保たれたり、道具のキレが良くなります。そのため、丸晴工務店では吉野や木曽、天竜地方の天然乾燥の檜を使用しています。
そして、このように包装されているのは、希少価値の高い名木で、傷一つ付くだけでお値段が変わってきてしまうほど高価な材です。
本当にいろいろな材木があり、一枚一枚表情も違い、質や色、そして加工方で使用する場所を変えて木にとって1番の場所に作られていくんですね。
木の世界は奥が深いですね。
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