「ビオトープ」聞いたこともない人もいれば、何となく耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。 私は、聞いたことありませんでした。 ショップの計画が進みビオトープが作られる時初めて知りました。 そもそもビオトープとは何なのか。 どうやれば、家に作れるのか。 それに、調べてみると街や自然のために作られているビオトープがあるのを知りました。 ビオトープとは何か? ビオトープ(biotope)は、特定の生物が生息・生育できる環境条件を整えた空間のことを指します。 語源はギリシャ語の「bio(命、生命)」と「topos(場所)」から来ています。 ビオトープは自然環境の保全や生物多様性の維持に重要な役割を果たします。 ビオトープの種類 ビオトープにはさまざまな種類があります。 1、庭のビオトープ 家庭の庭に小さな池や水槽を設置し、水草や魚を育てることで、小さな生態系を作り出します。 丸晴工務店がつくるショップ「hinokino」 https://hinokino.jp 大工とつくるfan landscapeさんとの庭づくり https://www.marusei-j.co.jp/%e5%ba%ad%e3%81%a5%e3%81%8f%e3%82%8a/ 2、公園のビオトープ 都市公園に設置されるビオトープは、地域の生物多様性を高めるために設計されています。これにより、昆虫や鳥類などが生息できる環境が提供されます。 宮前美しの森公園のビオトープ 井戸で地下から汲み上げられた水が流される池は、ホトケドジョウやホタルなどの貴重な生き物の生息環境となっています。 https://maps.app.goo.gl/sd6ZE6vnWekYgR4z6 3、河川のビオトープ 河川や湖沼に設置されるビオトープは、水質改善や生物の生息地を提供する役割を果たします。 境川遊水地公園は、横浜市戸塚区、泉区、藤沢市の境に位置する都市公園で、河川事業と連携して整備されています。 公園内には、境川の水辺空間を活かしたビオトープが整備されており、様々な生き物が生息しています。 https://www.pref.kanagawa.jp/docs/ex5/river/sakaigawa_koen.html ビオトープの作り方 ビオトープを作るためには、以下のステップを踏むことが一般的です。 1、場所の選定 日当たりや水の供給が適切な場所を選びます。 2、設計と準備 池や水槽の形状を設計し、必要な材料を準備します。 ビオトープのサイズや形状を決めます。小さな庭なら、直径1メートル程度の池でも十分です。 材料:防水シート、水中ポンプ、オーバーフロー装置、砂利、土、石、水草、陸上植物などを用意します。 3、池の作成 池や水槽を作成します。 池を設置する場所を掘ります。深さは30~50センチメートル程度が一般的です。 掘った穴に防水シートを敷きます。シートの端は土でしっかりと固定します。 防水シートの上に砂利を敷き、その上に土を敷きます。これにより、水草が根を張りやすくなります。 3、植栽 水草や陸上植物を植え、生物が生息できる環境を整えます。 池の中に水草を植えます。例えば、ホテイアオイやアナカリスなどが適しています。 池の周りに陸上植物を植えます。湿地植物や低木などが適しています。 4、生物の導入 魚や昆虫などを導入し、生態系を完成させます。 メダカや金魚など、小型の魚を導入します。 自然に昆虫が集まるのを待つか、ホタルの幼虫などを導入します。 ビオトープのメリット ビオトープには多くのメリットがあります 1、生物多様性の保全 さまざまな生物が生息できる環境を提供することで、生物多様性を保全します。 2、教育的価値 子供たちに自然環境の大切さを教える教育の場として活用できます。 3、癒し効果 自然に触れることで、ストレスの軽減やリラクゼーション効果が期待できます。 水の音をお楽しみ下さい。 まとめ ビオトープは、自然環境の保全や生物多様性の維持に貢献する素晴らしい取り組みです。 家庭でも手軽に始められるため、興味がある方はぜひ挑戦してみてください。 自然と触れ合うことで、新たな発見や癒しの時間を得ることができるでしょう。 丸晴工務店が作るショップのビオトープはfanlandscapeさんが作ってくれました。 https://www.fanlandscape.jp/blog/%e3%83%93%e3%82%aa%e3%83%88%e3%83%bc%e3%83%97/