気密性で決まるお家の良し悪し。
2021年10月5日丸晴工務店の大工さんは、気密に関しても全員得意としております。
こちらのお家は、平均した数字でなんとC値が0.3でした!
最近は、お客様がこの専門的な値を聞いて「へー!すごいですね!」と言えるほど、とても詳しく知っていますよね。
本当によくお勉強されていてすごいなぁと思います。
気密測定って何?と思われる方のために、、、
気密測定とは、専用の機械を使い住宅の隙間の面積を測ることです。
C値とは、その測った値(㎠/㎡)のこと。→1㎡あたり何㎠隙間があるか?
例えば、
下表で言うと、1㎡あたり0.3㎠の隙間と言うことになります。
家全体のうちの、指の先程度の隙間しかあいていないと言うことです。
昔、隙間風がビュービュー入ってくるのを考えると驚きです。
そもそも、なんで気密をするのでしょうか?
それは、
性能を発揮させるためです。
どういうことかというと、、、
いくら壁を厚くしたり、いい材料、いい製品を使ったところで隙間風の入ってくるお家であれば、本来の力を発揮することができません。
冬で言えば、ダウンジャケットのように性能のいいものを着て、チャックを上げて着れば本来の力が発揮できるでしょう。
しかし、前を開けて着れば力は半分以下となってしまいます。
また、夏で言えば、窓を開け放して冷房をかければ、冷気が外へとだだ漏れて部屋の中は一向に冷えていきません。
少しでも冷気や熱を逃さないためにも隙間を減らすこと、つまり気密がとても大事なことなのです。
低気密では暖房するほど寒くなる
暖かい空気は力持ち。
熱気球は、暖めた空気の力だけで空を飛びます。
気球のエンベロープ(球皮)は完全な気密がとれているから、暖かい空気は漏れません。
しかし、気密性のない住宅は、さながら大きな穴の空いた気球。
せっかく暖まった空気は建物上部の屋根や壁から我先に逃げてしまいます。
なお悪いことは、上から逃げた空気の埋め合わせのために、野外の冷たい(=重たい)空気が下から容赦なく侵入してきます。つまり、「暖房するほどに寒く」なってしまうのです。(参考文献:日経BP社発行 エコハウスのウソ)
まとめ
気密性を高め、性能を発揮させてあげることにより、無駄なエネルギーを排出する必要もなく、住む人にとっては快適でお財布にも優しい、また温暖化に繋がるエネルギー排出の面からも環境に優しいお家となります。
図面上だけの数字ではなく、実際に気密測定を行いデータをとっていき、住み心地の良い家をつくっていくことが社会貢献に繋がっていくのではないかと思います。
丸晴工務店は、これからもそんな優しいお家をつくっていきます。
気密測定の実際の画像